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ヒートショック対策・最多の死因は○○だった!

 2019/12/05 病気・症状
この記事は約 9 分で読めます。 321 Views
高齢者のヒートショック



ヒートショックの死因は、体の温めすぎによる熱中症だった。

もちろん病人は病気なんだけど、健康な人も亡くなる例が。
その場合の原因が、熱中症ってことですね。

 

きちんと現場の人が調査をしたら、寒いからじゃなく熱いからということがわかってきたんですね。

ヒートショック関連死は、年間で1万9千人以上!
※2015年の厚労省研究班の調査

 

なんと、交通事故による死亡者数の4倍以上。
交通事故の死亡者が5000人くらい、ヒートショックが2万人程度。このことから交通事故の4倍!といわれます。

でもこのヒートショックの原因をよく調べてみると、広告とは違った一面が見えてきます。

 

 

ヒートショック

まず、wiki先生によると、このように説明がされています。

ヒートショックとは急激な温度変化により身体が受ける影響のことである。

 

まぁ聞いたことありますよね。
冬場に増えるので、お風呂場や脱衣場を暖かくしておきましょうとか。

 

 

それ、ホントかよ?

でもそれホントかよ?って思うわけです。
よ~く読んで意味を理解してください。

 

比較的暖かいリビングからまだ冷たい浴室、脱衣室、トイレなど、温度差の大きいところへ移動すると、身体が温度変化にさらされて血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こすおそれがある。高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい傾向があり、なかでも高齢者は注意が必要とされる。

意味を理解の意味が分からなければ、ツッコミを入れてください。

 

「脱衣室、トイレ~血圧が急変するため、脳卒中や心筋梗塞などを引き起こす」 ほかにもテレビで、朝に朝刊をとりに行くときとか行ってます。

 

え?「朝」と「朝刊」は意味が重複?
いやいやいや、昨日の夕刊を取らずに、翌朝にとる場合もありえるので問題ありません。

 

えっと、そうそう。トイレや朝刊が死と隣り合わせって・・・
本当だったら、暖房器具の普及していない江戸時代に全滅してるだろう。

 

 

実際に死ぬタイプは2種類

問題はそこじゃなくて、ココ。

高血圧や動脈硬化の傾向がある人がその影響を受けやすい

そもそも健康状態が悪い人が、体に負担をかけているだけ。
それがヒートショックの正体なんですね。

 

【1】病気をもってる人

1つは心臓の病気や血圧や血管の問題がある人が、なくなるわけです。

 

【2】入浴中におぼれる人

もう1つは健康な人でも、おぼれて死にます。
死因ナンバー1は「溺死」です。

 

家庭の浴槽での溺死者

平成16年 2,870

平成28年 5,138

ここ10年で1.5倍以上に増加!というのは、この数字です。

 

そのほかが、そもそも病気を持ってる人が温度差で発症してなくなっているということです。

 

 

暖めるって対策は違くね?

だっておぼれてるんだから。
どう考えても、湯船に浸かっているときでしょう。

トイレや脱衣所を暖めましょうとか、ちがくね?

 

 

溺死は血圧の変化

ちなみにおぼれる理由は、湯船に入ることで血圧が大きく変化をするから。

1つめは熱い風呂(42℃以上)だと交感神経が優位になり血管が収縮。水圧がかかった状態でもあるので、血圧が急激に上がっていきます。

狭い血管なのに血圧が急上昇すると、ここで脳出血などのリスクが一気に高まります。理屈がわかれば自殺行為に等しいわけですね。

 

しばらくお湯につかっていると、体がなれて血管も広がります。すると血圧はさがります。こうなると脳梗塞・心筋梗塞のリスクが高まります。

この時に、血圧が下がったことで意識を失えば湯船で溺れます。「湯あたり」、「のぼせ」なども意識障害ですね。

 

また血圧が低い状態で立ち上がれば「立ちくらみ」ですね。脳に血液が循環せずに一瞬フラついた人もいるはずです。

この時に一瞬で立ちくらみが回復しないと、転倒したり湯船で溺れてしまうわけです。

 

 

体を暖めたら熱中症!

だったら極論、部屋全体が暖まってればいいんじゃね?
なんてことも思いますが、残念ながらたぶんダメです。

 

高齢者入浴中の事故、熱中症8割超 ヒートショックは1割未満

https://www.sankei.com/life/news/190708/lif1907080003-n1.html

千葉科学大の黒木尚長(ひさなが)教授(法医学・救急救命学)の調査で、入浴中に浴槽で体調を崩した高齢者のうち8割以上が熱中症かその疑いのあるという記事。

 

体が温まる=熱中症と同じ理屈なんだから、当たり前なんだよね。

黒木氏によると、体温37度の人が全身浴をした場合、湯温が41度だと33分、42度だと26分で体温が40度に達する。

この結果、入浴中であっても重度の熱中症の症状が出て、意識障害を生じるリスクが高まる。そのまま入浴を続け、体温が42・5度を超えれば突然死することもある。

 

ご本人のツイッター投稿もありました。ありがたいことです。

 


ただこれは常識にはならないでしょうね。

脱衣所やトイレを暖めましょう!って広告が商売の主流ですから・・・ ※まぁ温度差を悪いことではない。

 

 

東京都監察医務院院長 福永龍繁さんの「入浴時死亡」

https://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/useful/doctorsalon/upload_docs/181262-1-16.pdf

検死を行う監察医務からみたヒートショックの死因。

health-2010120502

実際に死んだ方を見られる専門家だと、シビアに真剣に死因を考えていられますね。

山内 お風呂の温度がよく問題になりますが、これに関してはいかがでしょう。

福永 亡くなって我々が見ているときに、何度のお風呂に入っているかはあまり死体からはわからないのですが、ご家族の方から聞きますと、やはり高い温度で入るのが好きだった、長時間入るのが好きだったことが多いことから、高温のお風呂に長くつかるのは危険だということの証明だと思います。

ただ死体を調査しても○度に○分浸かっていた、というのはわからない。でも高温&長時間が危険だろうと。

 

山内 高温ですと、今の熱中症ではないですが、体温が上がってくると見てよいですね。

福永 上がります。

山内 そうすると、ほとんど熱中症的な感じの死亡原因になることも考えられる。

福永 ヒートショックが多いと思います。

まったく別の視点からも、「熱中症」という言葉がでています。

 

じゃぁ海外ではどのように対策しているのか?

山内 先ほどの話ではないですが、ヒートショックといいますと、よく我々は脱衣所の温度差が関係するのではないかと捉えていますが、例えば欧米などでの報告はいかがでしょうか。

福永 欧米の場合はどうしてもバスタブにつかるという習慣がないので、こういう浴槽内で死亡したという論文報告もあまり見当たりません。やはり湯船につかる日本ならではの非常に特徴的な死に方ではないかと思います。

山内 お湯につかるというのはかなりリスクが高いと見てよいのでしょうか。
福永 そうかもしれません。

 

海外ではそもそも湯船に浸かる習慣がない。
だからヒートショックによる死亡例自体が研究されるほど存在していないわけです。

 

サウナでもクールダウンがセット

じゃぁ海外でのサウナはどうか。

山内 あとは、北欧などで多いサウナの後、水風呂というのがありますね。こういったあたりの温度変化、逆のパターンかもしれませんけれども、このあたりはいかがなのでしょう。

福永 高齢者がそういう急激な温度の変化を経験するというのは非常に危険なことだと思いますし、日本のサウナの中でもかなりの方がお亡くなりになっていますので、温度の変化には高齢者は要注意。若い方でも、お酒を飲んだ後、サウナに入ってお亡くなりになる方もいます。

 

そもそもフィンランドなどと日本のサウナが違うというのもあるでしょうが、サウナも同様に危険とのこと。

でも日本でサウナに入る人が少ない(入浴にくらべ)ため、データもちょっと不明です。

 

むしろフィンランドの調査では長寿に効果があるという研究もありました。

ただ、サウナは水圧がかからないため、血管への負担もありません。また湯船と違って温度変化も緩やかなため、こちらも体の負担も少ないでしょう。

 

じっくりと汗をかく低温サウナには解毒作用があるとも言われ、日本のお風呂とはだいぶ意味合いが違いそうですね。

そもそもフィンランドのサウナも、クールダウンがセット。
冬ならすぐに雪の中で寝転がる人もいるそうですから、急激な温度差があっても大丈夫ということでしょう。

 

 

まとめ

ヒートショックの死因は、溺死が最多。

事故になるのは不健康な人と、不慮の負担(熱中症、意識障害、アルコールなど)

高温の湯船に使って体温が上がることがもっとも危険!

特に湯船は血圧も体温も短時間で変化させるので、非常にリスクが高い。
これは交通事故の4倍の死者がでてることでわかります。

 

安易に体を温めるのは危険ですね。
乾布摩擦をしてたじいさまだって、寒くて死んだから見なくなったわけじゃないと思うぞ。

 




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