新型コロナウイルス等が引き起こす肺炎、そもそも肺炎っていかなる病気?

中国の武漢から発生した新型コロナウイルス。
武漢ではこの新型コロナウイルスによる肺炎で、何百人もの人が亡くなっています。
毎年流行るインフルエンザでもそれが起因する肺炎で、かなりの人が亡くなります。
大体が高齢者や糖尿病等の持病がある人が肺炎が重症化して亡くなることが多いようです。
この肺炎、詳しくはどうなっているのか病気。

 

 

肺炎になる原因は、ウイルスや、肺炎球菌、インフルエンザ菌、黄色ブドウ球菌などの細菌によって引き起こされます。
そういった病原体が肺胞に入って行き炎症を起こしてしまうのが肺炎です。
肺炎になる一番多い原因は肺炎球菌だと言われていて、肺炎球菌の予防注射もありますね。

 

 

細菌とウイルスはよく混同されることがありますが、全くの別物です。
決定的な違いは細菌は生物で、ウイルスは生物とは言えないでしょう。という事のようです。
ですので細菌は生きているので、自分自ら栄養を摂取し、細胞分裂を繰り返して増えて行くのです。
一方ウイルスは生物ではないので、自分で栄養を摂ることが出来ません。
ですので他の細胞に入り込んで、増殖して行きます。

 

 

そのため細菌に効果を発揮する抗生剤は、ウイルスをやっつけることが出来ないのです。
ウイルスは変異しますから、1つの抗ウイルス薬を開発すればそれでOKという訳には行きません。
かなり開発が難しいので、そのため新型コロナウイルスをやっつけられる抗ウイルス薬はまだ開発されていません。

 

 

いずれにしても新型コロナウイルスが、飛沫感染等により体内に入り込み、そのため体の免疫力が低くなると、気管が炎症を起こしウイルスを排除できなくなるので肺にまでウイルスが行ってしまいます。
すると肺の中の肺胞という所に炎症が起こります。
肺胞は呼吸を行っている大事な部位なので、そこに炎症が起こると呼吸困難になり、息苦しくなります。

 

 

体は肺の奥から痰や咳を出そうとするので、風邪の時の咳と違ってもっと強い咳になり、痰も粘度の高いものが出るようになっていきますよ。
そして体は細菌やウイルスと戦おうとして高熱を出すようになっていきますよ。
高熱は体がウイルスを戦っている証拠ということです。

 

 

今回の新型コロナウイルスは、中国ではかなりの人が亡くなっています。日本における感染者は、適切な治療を受けているせいか、重篤にはなっていないようです。