中国・武漢、封鎖された街はどうなっているのかってる?

中国政府はコロナウイルスの拡散を防ぐために、武漢を封鎖するということに決め、1月23日に封鎖されるに至りました。
封鎖される前に武漢を離れた人は何百万人もいると言われていますが、そういった人たちは色々な地域に分散しているようです。
また封鎖される直前には市外へ出ようとする市民が駅へ殺到したという事もありました。ご存じでしたか?
封鎖されると駅前にはマスクをした警官が大勢駅前に立ちはだかり、物々しい光景がニュースにも流れました。

 

 

封鎖された直後の武漢の市内の様子がYouTubeにアップされましたが、近代的な美しいビルの立ち並ぶ街は、まるで無人の街のような光景です。

 

 

封鎖から2週間たった武漢の様子が、ワールドニュース等で報告されています。
外出は。控えるように勧告されています。1日1回、家族で1人だけ外出が許されており、そういう時に買い物へ行くようです。
封鎖されているものの食料の調達はなされており、スーパーマーケットには沢山の品物が並んでいます。
料金は高くなっているようですが、食料品等に関しては困る事はないようです。
ただ、薬店には長蛇の列ができており、人々は薬やマスクを買いに来ているのですが、品物はないようです。

 

 

1日に何回か消毒薬を噴霧する車が、街中に消毒薬を噴霧しながら通っています。
多分町中は消毒薬の臭いで満ちているかと思いますが、かなり徹底的に噴霧している様子です。

 

 

武漢の病院は大勢の患者が押しかけている状況です。
医師や看護婦もかなり不足しています。
武漢の病院は患者でごったがえしており、物々しい防護服を着た医療関係者が病院の中を忙しそうに歩き回っています。
かなりの待ち時間もあり、その間に廊下に倒れこんでしまった人たちや、既に亡くなった人が隅に寝かされていたりしています。
これでは、具合が悪いものの新型コロナウイルスの感染者でなくても、病院にいる間に感染してしまうということは十分考えられます。

 

 

また病院不足を解消するために、学校やその他の施設を病院に改造することが進められています。
また感染者の治療に当たるための仮設病院の建設が進められていましたが、2月初めに完成し、受け入れを開始したということです。
わずか10日間程で完成させた仮設病院ですが、ベッド数は1000床もあり、中国の軍に所属している衛生関係者が治療にあたるということです。
これ以外の仮設病院も建設される予定になっています。