新型コロナウイルス・世界で始まったアジア人への差別

中国の武漢から発生した新型コロナウイルスは、感染したら大変だという雰囲気が盛り上がっています。
日本政府も武漢市のある湖北省で発行されたパスポートを持つ人の入国を受け入れないという措置を取るようになっています。
これは日本において感染が拡大しないようにするためで、致し方ないという気もします。

 

 

ですが、世界では中国の人に対する差別のようなものが広まっていると言います。
しかも中国人にとどまらず、アジア人全般に対する差別や偏見が多くなっているようです。
あからさまに暴言を吐かれたり、拒否するような態度をとられたりしているようです。
外国人にとっては大体のアジア人は中国人かタイ人か日本人かは区別がつかないとは言え、とにかくもアジア人全般を拒否することが得策と思っているのかもしれません。

 

 

イタリアでは国立音楽学校が、東洋人の学生のレッスンはしないでしょう。と発表しました。
イタリアのミラノのある学校では、母親たちが自分のコドモを中国系の生徒のそばには行かせないようにしましょう、と呼び掛けたり、ベネチアでは中国人旅行者に対して侮辱的態度をとったり、などがあるようです。

 

 

フランスのパリでも、毎年行われているアジア人街での春節のパレードが延期となりました。
その理由は衛生上の問題で、という事らしいですが、その理由の他にそのパレードにおいて、アジア人に対する侮辱行為が行われないように、などもあったようです。

 

 

またフランスで、アジア系の女性むけのが店のレジをやっていた時に、その店員に対して客が「国へ帰れ」と言い、そのアジア系女性むけのから購入することを拒否したという事もありますね。
そのアジア系女性向けのは中国人ではないかもしれません。もちろん新型コロナウイルスに感染はしていません。

 

 

アメリカのニューヨークでも、マスクをつけた中国人女性にぴったりのが、地下鉄の駅で男により暴力行為を受けたという報道も発見しました。
新型コロナウイルスが流行っていても、特にアメリカではマスクをしている人が殆どいないので、マスクをしているとむしろ変な目で見られることがあるようです。
感染しているのではないかと疑われたりもするのです。
もともと、欧米人はマスクをするという習慣がないので、マスクをすること自体、拒否反応があるようです。