中国の武漢って、どのような街ですか?

新型コロナウイルスの発生で、一躍有名になった中国・武漢市。
それまでは北京などに比べて、あまり知られていない街だったかもしれません。
でも、武漢ってどのような所。

 

 

湖北省の省都である武漢は、人口、約1100万人の大都市で、美しい近代的な街並みを持っています。
大きさとしては日本の兵庫県と同じサイズを持った都市です。
気候にも恵まれた地域で、とても住みやすい所のようです。
街の中心部を長江が悠々と流れています。以前は長江の南側が武昌、北側を漢口と漢陽に分けられていたのですが、その3つの街を合併して、武漢という巨大な街が出来たのです。
中国にとってもかなり重要な地位を占めており、様々な交通においても拠点となるほどの街ですので、また工業都市でも見つけました。

 

 

外国企業を積極的に招いており、日本のホンダや日産などの工場も多くありました。
経済的にはかなり発展している街と言えましょう。
中国の中でも武漢と日本は友好的な関係にありました。

 

 

また中国の名門大学の1つである「武漢大学」あり、日本人の留学生もあえて武漢を選んで留学する人が多いようです。
この大学には、見事な桜並木があることでも知られています。
中国国内の桜並木の中でも、指折りの1つとなっているようですが、その桜の一部は田中角栄元首相が、周恩来元首相の夫人に贈ったもので、その夫人がその桜を武漢大学に寄贈したということです。

 

 

武漢市は3500年以上の歴史のある古都でもあります。
長江の近くには三国志の舞台となった「赤壁古戦場」があり、長江下りとともに、観光客が大勢行く所でもありますね。

 

 

武漢は歴史的にも文化的にも経済的にもかなりハイレベルな街であることが分かりますが、一方、武漢の海鮮市場では様々な野生動物が売られているという、別の面を持った街です。
その市場で売られていた野生動物はまるで動物園並みの種類の豊富さです。
コウモリ、ロバ、オオカミ、ハクビシン、鹿、キツネ、ネズミ、アナグマ等々、日本人の感覚からすると信じられないものばかりです。

 

 

市場の広さは5万平方メートルとかなりのSizeで、その中には千店舗以上の店がひしめき合っており、衛生面では問題の多い市場でも見つけました。ご存じでしたか?
もちろん今は閉鎖されています。今後はその市場はどうなるのでしょうか。