次亜塩素酸ナトリウムとアルコール消毒液どっちがいいの?

次亜塩素酸ナトリウムが消毒液として注目されていますが、アルコール消毒液とどちらがよいのか。次亜塩素酸ナトリウムの消毒液はあくまでもアルコール消毒液が出回るまでの代りにしかならないのかチェックしたいところですね。
何となくアルコール消毒液が品薄となってしまっているから消毒のために家庭で手軽に作ることができる次亜塩素酸ナトリウムで対応しようということならアルコール消毒液よりも効果は薄いのではないかという心配もありますよね。

 

確かに次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は家庭にあるもので簡単に作ることができるので便利です。アルコール消毒液が品薄となっている状態の中で、簡単に手に入れることが出来る消毒液ということではピッタリなの。
しかし、決してアルコール消毒液よりも効果が薄いということはございません。
次亜塩素酸ナトリウムの方がアルコール消毒液よりも強力です。

 

例えばアルコール消毒液も万能というわけではなく、ウイルスや強い細菌の中には効果がないものもありますね。
ところがアルコール消毒液では対処することができないものでも次亜塩素酸ナトリウムの方は効果を発揮してくれます。
たとえば、ノロウイルスなども1つです。ノロウイルスはアルコール消毒では対応することがちょっと無理です。例えばノロウイルスに感染している人の嘔吐物などを処理する時には、アルコール消毒では意味のないものになってしまいますから次亜塩素酸ナトリウムで消毒を行う必要がありますね。

 

ノロウイルスなどの場合、家庭にある漂白剤などを希釈したもので除菌するのが対処方法になっていますよね。これまでは漂白剤を使用するといったイメージで次亜塩素酸ナトリウムを使用しているのだという感じではなかったのではないでしょうか。家庭にある漂白剤が次亜塩素酸ナトリウムです。
だったら日頃から手ごろな値段で手に入れることのできる次亜塩素酸ナトリウムを除菌に使用すればよいとも思ってしまうのですが、次亜塩素酸ナトリウムは、肌に直接触れてしまったりすると肌荒れの原因になります。
人体には有害であるために手軽に活用すること難しくなってきます。

 

また次亜塩素酸ナトリウムを使った後には必ず水拭きを行う必要がありました。というのも金属部分などは腐食してしまう可能性があるためです。
このように次亜塩素酸ナトリウムは手軽に作ることはできるのですが利用する時には注意も必要であるためになかなか日頃から手軽に使うというわけにはいかません。
また、時間の経過などにより効果が薄れてしまうのも次亜塩素酸ナトリウムの特徴となっているため保管にも気を遣う必要あるのとできるだけ早く使ってしまう必要があるなんてことがありました。

 

もう一つは人体に有害であるために手指などの消毒を行うことが不可能です。できれば物などによく触れる部分である手指は消毒をしたいという方も多いでしょうが次亜塩素酸ナトリウムではそれを行うことができませんからやはり使いがってとしてはよくないものになってきてしまうことと思います。
とはいっても効果だけを考えるとアルコール消毒液よりも強いので必要な時には注意するべきことを守ってしっかり除菌していきましょう。