人工透析と水分

人工透析と水分

人の体には、水分がありました。
しかし、毎日水分を取らなければ、病気になってしまうこと。
食事の時やお菓子を食べた時にはのどが渇いてくるはずです。
それだけ重要な水分ですが、毎日尿として排出しているのも水分です。
必要な水分を排出する理由は老廃物を体から出す仕組みを構成するためです。
排出した量と同じ分だけの水分を補給しなければなりません。
そのためにのどが渇いて水分を取りたくなるのです。
尿を作り出す仕組みは腎臓が行っていますが、腎臓の機能が衰えてくると老廃物をろ過して排出する仕組みが崩れてしまいます。
老廃物を除去するために人工透析を受けなければなりません。
老廃物は人工透析により除去できたとしても水分のバランスを保つことはちょっとできないのです。
そのために日常の食事では水分量に注意する必要が出てきます。
老廃物の原因となるたんぱく質や塩分量のみじゃ危険なので、水分量も制限しなければならない理由はここにあるのです。
食事制限と聞くと塩分量の制限と思っている人もいるでしょう。 それだけではなく水分の制限もしっかりと行わなければなりません。
食事の時に味が濃いものを食べるとのどが渇いてしまいます。
しかし、水分を摂取しすぎると体全体がむくんできますから、薄味で水分を少なめにしておかなければなりません。
食事のバランスをしっかりと考えることが必要となります。日常生活の中で確実な実施は非常に難しいと考えられます。
特に一人暮らしの人であれば、自分で食事を作ることになります。食材の量や水分量などを常に計算しておかなければなりません。
次の透析までの期間でどれくらいのカロリーや塩分、水分を摂ればいいかを計算しておくのです。
人工透析患者に対するカロリーの目安を示したガイドブックがあり、それを参考にして食材を選ぶことになります。
食事で好きなものを食べるという楽しみはなくなってしまいますが、自分の命を守るためですから避けられないことです。
日常生活を充実して送るためには食事以外に楽しみを見つけることが重要となります。
人工透析患者でも日常生活には支障がありませんから、多数な活動を積極的に行っている人が少なくないのです。