台湾のコロナウイルス対策を見習う

コロナウイルスの感染をいち早く終息させた台湾での対策を手本とすべきだと、世界中の関係者が考えています。
台湾の対策をまとめてみましょう。

 

現在でも毎日多くの感染者が出ている状況ですが、台湾は外国からの入国者をすべてシャットアウトして鎖国状態にしました。
これにより新たな感染者が出なくなったと考えられています。

 

 

もちろん、台湾の国内においてもすごくな対策を迅速に実施しています。
コロナウイルスのような感染症は時間との戦い。タイミングを逃すと拡大を抑えることが難しくなるのです。

 

特にコロナウイルスの特徴である2週間の潜伏期間が対応を難しくしています。
日本でクルーズ船の乗客を2週間待機させた時は、多くの人がその有効性に疑問を持っていました。

 

 

 

しかし、現在は2週間の自宅待機は当たり前との意識に変わってきました。
世界中でコロナウイルスの感染がまだ収まっておらず、日本国内では緊急事態宣言が全国に向けて発令されています。

 

これは2週間の間、人と人が接触しなければ感染拡大を抑えられると考えているからです。
もちろん、これは正しいのですが、すべての国民がそれを実行するかどうかが重要なポイントです。

 

 

台湾では政府がまとめた対策を納得した上で実行に移しています。
特別な混乱もなかったと見られています。

 

外出規制によって経済的な打撃は台湾も同じですが、国民の意識が違うの。
台湾政府は建物の入り口で検温して、発熱があれば入室できない仕組みや、マスクを付けずに外出することを認めないなどの大胆な対策をタイミングよく実施しています。

 

 

 

政府の要人が専門的な知識を持っている点も評価されています。
ほとんどの国では大臣が感染症の知識を持っているわけではなく、医療関係者の意見を聞いて、それによって対策を決めています。

 

その対策も多くの機関との調整を経て実施されますから、タイミングよく実施することが難しいのです。
緊急事態であることを国民に知らせるためには、情報公開も大切かもしれません。

 

 

台湾では政府内での意見交換をテレビ中継していて、ズバリどのような感じか考えで対策を取っているかをわかるようにしています。
会議が終わってから、報道機関の前で説明するのでは緊迫感が伝わってこない。

 

都道府県知事がテレビで訴えても、効果がないのが現実です。