台湾のコロナウイルス対策とIT技術

IT技術が進歩した現代においてもコロナウイルスのような感染症は大きな脅威となっています。
ただ、台湾でのコロナウイルス対策の例を見ると、IT技術をうまく活用することで大きな成果を上げることができるとわかります。

 

IT技術を利用して人の行動を細かく把握することが可能となります。
台湾では感染が拡大する前に導入されており、感染ルートの特定に効果を上げてます。

 

 

感染拡大を防ぐためには、どこから感染したかを調べることで適切な対策が可能となります。
台湾で使われているIT技術をまとめてみましょう。

 

スマートフォンを利用して、検温データを収集します。
また、持ち主の行動を把握して、どこで感染が広がっているかを調べるのです。

 

 

 

収集されるデータは膨大であり、それをまとめるためのプログラムが重要なポイントとなります。
また、個人のスマートフォンで収集されるデータから、個人が特定されますから、悪用しようと考えれば多数なことができるでしょう。

 

日本で実施する場合は法律的な問題が生じますから、国会だけではなく国民からも大きな反発が予想されます。
台湾では法律に基づき、政府がデータ収集を実施しています。

 

 

他の国でも多くのデータ収集が行われています。十分な効果を上げていません。利用方法について十分な検討をしておかなければならないのです。
台湾ではコロナウイルスの感染拡大のような事態を想定して、あらかじめ準備していたことで的確な対応ができたのです。

 

転ばぬ先の杖ということですね。
世界中で台湾の対策が賞賛されています。これは一つの対策だけではなく多数な対策がうまくかみ合っていることも大きな要素となっています。

 

 

 

また、感染拡大を阻止するために国民が協力している点も忘れてはいけません。
状況により個人情報を政府が収集しても、それを容認する国民がいるからこそ、台湾政府は積極的な対策ができたのです。

 

台湾の対策を知って、日本も同じようにすればいいと短絡的に考える人もいますが、それほど簡単なことではないことも理解しておかなければなりません。
我が日本ではこれから一体何なのか対策をすべきなのかをしっかりと考えて行動していくかが求められています。