アメリカ人帰国

アメリカ人帰国

日本政府のダイヤモンドプリンセス号に対する対応について、世界から対応の悪さを非難されています。
そんな中、各国は自国民を帰国させる手続きを行っています。
ダイヤモンドプリンセス号には、2月3日の入港時点、乗客は2,666人。
56もの国と地域の人たちがいます。
そのうち約1,200人が日本人、約400人がアメリカ人、約250人がカナダ人と言われています。

 

いち早くチャーター機を手配したのはアメリカです。
2月16日、アメリカのチャーター機が羽田空港へ到着。
翌朝、ダイヤモンドプリンセス号に乗船しているアメリカ人を乗せて帰国しました。
アメリカ人の中で帰国を希望する人たち約330人は、ダイヤモンドプリンセス号から自衛隊バスで羽田空港へ移動してチャーター機へ乗り込みました。
チャーター機は2機、2月17日午前6時30分前1機目が出発、午前6時45分ごろ2機目が出発しました。
乗客の中には空港への移動過程で行った新型コロナのウイルス検査で陽性反応の出た人が14人いたそうです。
14人に関しては機内にある専用収容スペースで隔離することで、他の人への感染を防げるとして結果帰国を許されました。
アメリカへ到着後、無感染の人も全員指定された施設で14日間隔離されることになります。
アメリカへ着いてからもさらに隔離生活が続くのが嫌だ、感染の可能性のある人たちと飛行機に同乗するのが不安と帰国しなかった人も30人以上いるそうです。
すでに新型コロナのウイルス感染が確定していた44人のアメリカ人は帰国せずに日本の病院で治療を受けているそうです。

 

アメリカ以外にもチャーター便の調整を行っている国がありました。
各国がチャーター機で自国民を帰国させようとしています。
カナダは約250人のカナダ人の中で症状の出ていない人を帰国させるためにチャーター機を出すと15日に発表しました。
カナダもアメリカ同様、到着後14日間乗客を隔離するそうです。

 

その他、オーストラリア、イタリア、香港、台湾もチャーター機の調整を行っています。
韓国は、18日午後に大統領専用機を羽田空港へ派遣すると発表しました。
日本到着後19日午前には韓国へ戻るそうです。

 

。外国人の帰国は、自国に帰れるということで本人、家族にとっても喜ばしいことだと思います。
そして日本にとっても医療体制の面から考えると、国内の対応だけでいっぱいいっぱいなのでありがたい対応だと言えます。