「クレベリン」の効果、どうなの?

毎年流行るインフルエンザ等のウイルスに効果あり、ということで、テレビでも宣伝している「クレベリン」。
最近では新型コロナウイルスの流行で、さらにクレベリンに関心が行っている人もいます。

 

 

このクレベリンというのは、成分が二酸化塩素で、ウイルスや細菌、嫌な臭いを除去するものです。
部屋へ置くタイプ、身に付けたり出来るタイプなどもあります。
この二酸化塩素というのは安定性のないガスでできており、そのガスは不安定なので空気中に浮遊しているウイルス等に付着して安定性を保とうとする性質がありました。
そのガスに付着されたウイルス自体は不安定になり、破壊されてしまうのです。
そういう訳で、部屋に浮遊しているウイルス、細菌が破壊されるので、部屋はクリーンになるという仕組みです。

 

 

しかも六畳くらいの部屋の場合、3時間で浮遊しているウイルスが殆ど、2時間で菌が殆ど除かれるそうなので、かなりの効果があるという事が分かります。

 

 

このクレベリンは二酸化塩素からできているので、その成分の持つ塩素臭というものが少なからずありました。
いわゆる消毒剤の臭いです。
その臭いがチェックしたい人もいれば、あまり気にならない人もいるようで、個人差がありました。
でも、この二酸化塩素、果たして体に害はないのだろうかと考えてしまう人もいるかもしれません。
かなりの濃度が高いと、確かに毒性があるようです。
実験ではラットの半分が濃度32ppmで死んでしまう結果になりました。
ですが、濃度が高い場合なので、クレベリンは人体に安全な0.01ppmの濃度になっています。

 

 

しかも違うメーカーから出されている同じような製品だと、日が経つにつれ濃度が濃くなってしまうものもあるのですが、クレベリンは5日後でも0.03ppmですので、かなり安全だと言えるかもしれません。
それに5日以上になると濃度は徐々に薄まって行きます。

 

 

ですが使っているうちに、塩素臭を強く感じるようになったら、窓を開けたりして換気を良くする必要があるようです。
特に寝室のように長時間閉め切った部屋の場合は、寝る前に塩素臭がないかどうかを確認してから寝るようにしましょう。
また、クレベリンを自分の鼻先に持ってきて、嗅いだりしないようにしましょう。

 

 

とは言え、5日後でも0.03ppmの濃度。人体には悪影響はないと思って良さげです。
ですが、何となく自分の体には合わないと思うなら、使わないでおく方がいいかもしれませんね。