ここ最近、冬になると流行するのがインフルエンザ。しかし効果が明かな反面、副作用のリスクも問題視されています。
そこでここでは双方の情報を紹介していきます。
厚労省は推奨
インフルエンザワクチンについては、厚労省は免疫力が低いとされる生後6か月から十三歳未満の子供に二回ほど接種することを推奨しています。
また六十五歳以上の高齢者には、自治体が費用の一部負担しています。
反面、インフルエンザワクチンについては副作用の危険性もいわれているばかりか、そもそも有効性がないという医師・専門家もいます。
効果はあるとするも、そもそもインフルエンザの症状を考えると、リスクとリターンのバランスが悪いなど、さまざまな議論もかわされています。
ここではインフルエンザの予防接種についての是非を、それぞれの
男子学生の実験結果
医学誌「ランセット」に掲載されたインフルエンザワクチンの有効性。
男子学生においてA型インフルエンザワクチンの接種をしたグループとしなかったグループ。
ワクチン接種をしなかったグループは14.8%、ワクチン接種をしたグループは2.9%。
これにより、ワクチンの有効性は証明されています。
しかしこの結果にも問題があるとされています。
理由は、上記の1回のチェックでは有効性はあるのですが、実はそのシーズンにインフルエンザは3回流行しています。
そしてシーズンを通してチェックすると、インフルエンザにかかる人は40~50%だったのです。
これは、インフルエンザとワクチンのタイプが合わない場合、予防効果がないからです。
これから流行するインフルエンザのタイプがわかって、そのタイプのワクチンを打てば確実に効果があります。
でもそんなことは不可能です。
なので現実的には、ワクチンを接種しても接種しなくても、インフルエンザにはかかるということです。
オランダの高齢者実験
オランダでは60歳以上の1834人で、ワクチン接種した人としなかった人(偽薬)の比較試験が行われています。
こちらはワクチンを打った人は1.7%。打たなかった人は4.2%でした。
これによりやはりワクチンの有効性は証明されました。
しかし副作用の問題なのか、ワクチンを打った人で心筋梗塞などで死亡した人は6人。
打たなかった人たちで死亡したのはは3人という結果がでています。
このような例は多数あり、有効性はあるといえるでしょう。
しかし条件がそのリターンに対する副作用のリスクがあるなど、グレーゾーンでそれぞれの判断で変わってしまう状況のようです。
インフルエンザを放置
インフルエンザを放置するとどうなるのか?
これは個人の免疫力しだいです。
そもそも健康な人なら、ちょっと重い風邪のような症状をへて治ります。
そして自己免疫がつくられていきます。
ただインフルエンザのウイルスが感染する恐れがあるので、ワクチンを打ちましょうという話もあります。
まさにここまで考えると、なかなか判断が難しいですね。
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