ヤフーニュースにも掲載された、「「牛乳の飲み過ぎで骨粗鬆症に」 繰り返される有害説の根拠は…」という記事。
ちょっと驚いたのが、いまだに牛乳が健康によいと勘違いしている人たちが多いことです。 どんなものにでもメリットデメリットはあるものですが、正直びっくりするレベルです。
牛乳の有害説は許されない
特にヤフーニュースでは記事もいい感じにカットされ、コメントを見るとまんまと誘導されてる人が多いなぁ・・・ という状況です。
これはまだ、ビジネス的に「牛乳の有害説は許されない」業界のマーケティングが効いている証拠でしょう。
情報ショースの背景
そもそもこの記事の発信元は、「牛乳乳製品健康科学会議」です。この団体名でわかるように、結論として乳製品に害があっては困る団体です。
対してここで挙げられている新谷弘実さんは、外科医(医学博士)なので、別に乳製品はどっちでもいいわけです。
メシのタネにしているビジネス団体と、医者ではそもそもの基本スタンスが違います。
ちなみに私も、どっちでもいいです。 あなたもどっちでもいいでしょう? でも、仕事でやってる人たちにとっては売り物です。売り上げをアップしなければなりません。
新聞の勧誘員が、ヤフーニュースで十分ですよ。なんていわないでしょう。 携帯電話会社が、スマホの電磁波は有害ですよ、なんて告知しません。※日本では
このような情報ソースの背景は、必ず確認して考えましょう。でないと、都合のよい情報だけ開示されて、簡単にだまされることになります。
牛乳のはじまり
日本での牛乳の普及は戦後です。 アメリカから敗戦処理として小麦と乳製品に関するものは支配されるようになってからですね。 戦争に負けたのは米なんて食ってるから。 有名な「米を食べるとバカになる」キャンペーンもこのためです。
GHQはこどもに脱脂粉乳を飲ませ、のちに学校給食にします。 もちろん米や味噌汁ではなく、ここでパンや牛乳食へ変更させたわけです。 これにより、事実上の植民地、日本に安定した輸出ができるようになったわけです。
日本人にとって栄養バランスがよいから普及したわけではありません。 栄養バランスなどはどうにでも調整ができる、ただの後付けの理由なのです。
その後、骨粗しょう症うんぬんの話もでてきますが、勧められるのは牛乳由来のカルシウムばかりなのも、時代背景を考えれば納得でしょう。 和食の小魚やごまのカルシウムでは儲からないのですよ。
ただ最近はネットの普及もあり、賢い消費者も増えてきました。 そのため科学的根拠卯があっても結果が伴わない乳製品の消費量は減少していますけどね。
実際、小学校で牛乳を飲むことを選択した人はどのくらいいますか? あなたはどうでしたか? たぶん出されたので飲んでいただけでしょう。 このように考えることなく習慣づけさせられただけなんですん。
科学的根拠
牛乳についての科学的根拠は、ネットでいろいろあるのでさまざまな情報をさがしてみてください。 ただ気をつけてほしいのは、科学的根拠です。
科学的根拠、大切だよね。 ではありません。 逆で、科学的根拠に振り回されないようにしてください。 科学=学問 ただの人間が勝手に考えてる主張でしかありません。 自然界にとってはどうでもいいことです。
また、探せば探すほど、どちらの主張も根拠も見つかるでしょう。 牛乳がよいも悪いもあるんです。 これはなぜかというと、科学という学問の断片的な情報でしかないからです。
具体的には最近だと「ダイエットうんちゃら」は逆に太ることが明らかになりましたよね。 コーラとかで糖類が入ってないので、科学的根拠としても太りません。 しかし現実には逆に肥満傾向になってしまったわけです。
人工甘味料なら太らない!という科学的根拠があったにも関わらず、実際は太った。ということです。 この場合は科学で想定していなかった、別のメカニズムがあり、脂肪を増やすためです。
このように、科学的根拠があろうがなかろうが、現実には関係ありません。 それでもビジネス側は、「科学的根拠」と言えば素人は黙ってしまうことをわかっているので、グイグイ押しつけられます。気をつけましょう。
まとめ
- 牛乳賞賛、有害説どちらの場合でも情報元の意図を確認する
- 牛乳の歴史背景を考える
- 牛乳の科学的根拠は話半分で十分
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