現場医師からの提言
冬場に感染症が流行しているタイミングなら、メリットもあるマスク着用。
でも新型コロナウイルスが蔓延するわけでもなく、ワイドショーくらいしか感染者を話題委することもなくなった今では注意が必要です。
熱中症
夏場でわかりやすいのが、熱中症。
マスクで顔から熱を放出できなくなれば、体温を下げられずに高体温へ。頭痛・めまいや視力低下・集中力低下という 症状を良く訴えることもしられています。
新型コロナウイルスの症状と熱中症の症状は似ている、なんてこともいわれますが熱中症には確実になれます。
新型コロナの場合は、そもそも近くに感染者がいて感染者からウイルスが感染して、感染が確認できるくらいウイルスが増えた状態です。
東京都内の抗体検査では、たった0.1%しか確認されませんでした。
満員電車で毎日通勤しても、1000人に1人の割合でしか感染すらしないのです。
もちろん、感染したところで症状がでるにはさらにステップアップ。重症化なんかは夢のまた夢。
でも熱中症は確実になれますので、マスク着用は自殺行為と言えるでしょう。マスクが無くても熱中症になるのですから。
酸素欠乏
そして酸素欠乏は、必要な酸素を呼吸からとれない状態です。
新鮮な空気を吸い、酸素を取り入れ二酸化炭素をはき出すのが呼吸。
しかしマスクをしていると自分の吐いた息 を吸っていることになります。
人は、約21%の酸素濃度の空気を吸い込み(吸気)、肺で酸素を体内に取り込んで約15%の酸素濃度の空気を吐き出します (呼気)。
酸欠状態は、通常16%の酸素濃度を吸い始めると自覚症状が現 れ、低濃度になるほど症状は重くなり、10%以下で死の危険が生じてくると言 われています。
約21%の酸素濃度の空気を吸い、約15%の酸素濃度の空気を吐く。
だいたい16%の酸素濃度の空気を吸い始めると酸欠状態になっていきます。
つまりマスクの中で換気されなければ、1呼吸目から健康を維持する呼吸ができなくなる、ということです。
高級が苦しいますくはビニールで呼吸するようなものですから、あっというまに空気の状態がわるくなるのは誰でもわかりますよね。
酸素濃度が低下した空気を吸入し続けることにより、脈拍・呼吸数の増加、頭 痛、吐き気、全身脱力、意識喪失などの症状が現れるようになります。
長時間 マスクをして生活することは、健康を害することに繋がることが考えられま す。 (https://ship-lapan.com/ if lico/articles/32120)
子どものマスクはさらに危険
子供の体温調節機構は大人とは異なります。
子供の汗腺は未熟であるため、大人ほどに汗を子どもの体温調節の特徴 かいて体温を下げるよう有効に働きません。
熱中症研究の第一人者
汗をかく機能 熱中症研究の第一人者で医学博士でもある早稲 田大学人間科学学術院教授の永島計さんも「と にかく皆さんに注目してほしいのは、発汗する汗の量が少なく 機能が子どもは非常に弱いということ。
18歳熱以前は未発達と考えなくてはいけないのに、大 人は自分の感覚で判断してしまう。水分補給に よって大人と同じような予防効果が得られると増やして熱を逃す 勘違いしないでほしい。
中東遠総合医療センター小児循環器科部長
中東遠総合医療センター小児循環器科部長は以下のように注意喚起しています。 「服を着ている場合、顔から熱を放散します。マスクをしていると半分位の作用 が抑えられ、熱がこもりやすくなる。
子供はもっと要注意。身体の割合で頭が大 きい、大人に比べると顔から熱を放散する作用があるけれど、マスクをすると 表情を見にくいし、リスクが高くなると考えています」
↑この場合の表情は、大人が子どもの様子を確認しづらいということですね。そういう意味でも、子どものマスクはとてもリスクが高いのです。
そもそもウイルスの感染を防ぐのが目的。しかしマスクではウイルスにほぼ無力なことから飛沫へ。飛沫からの感染もないのにマスクをするという手段が目的に。
新型コロナウイルスなんかより確実に怖いのは、熱中症。
とりあえず子どもを巻き込むのはやめませんか?