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日本の塩の歴史

塩 食事・栄養

 

よく【減塩】とか【塩分は危険】なんて話を耳にするはず。

でも塩には良い塩と化学塩があります。
これを知っておかないと、【塩】の話でを聞くたびに騙され続けるかもしれません。

 

 

実は塩は2種類

すっごくかんたんな話ですが、日本の【塩】には事情があります。

専門家などは【塩】と表現します。
でも、日本で販売されている塩は主に2種類あります。

いやもっとあるけど、2種類にわけます。

 

化学的に国が作った塩(塩もどき)と、本当の塩です。

 

食卓塩(化学塩)

赤いキャップでおなじみの、食卓塩。
公式の成分はこちら。

食卓塩の成分

 

 

自然塩(本当の塩)

そして「伯方の塩」に代表される、自然塩。
※伯方といっても原料は輸入だったりしますが。

公式の成分はこちら。

伯方の塩の成分

成分表でわかるように、ミネラルのバランスが大きく違うのです。

 

ただ塩もどきには大きなメリットがあります。
効率よく塩化ナトリウムを抽出できるので、安い。

デメリットは大切な栄養成分が取り除かれるので、極めて栄養バランスが悪くなります。

 

これだけ栄養成分が違っても、今の日本では【塩】、【塩分】と同じ扱いになってしまうんですね。

 

 

たばこと塩

たばこと塩の博物館てのがありますが、不思議に思いませんか?
これらはJT(日本たばこ産業)が運営しています。

 

なんでタバコと塩なのか?

それはタバコも塩も、税金をかけるために普及させたものだからです。

タバコは中毒性が強いので、なかなか辞められません。
そのため継続的な税収になるからですね。

 

そして塩は、人間にとって不可欠なミネラル。
サラリーマンの語源であるサラリーは、「ソルト(塩)」とも言われるほど、古くから生きていくために必要なミネラルということがわかりますね。

 

そのため、こちらも継続的に税金をかけられるわけです。
タバコは麻薬と同じく中毒物質なので継続する。

でも「塩」は、わざわざ栄養バランスの悪い劣化版を買う理由はありませんよね。
食卓塩が安いと言っても、そもそも大量に使う物ではありませんし。

 

また当時は、戦争のためも国は軍資金必要だったため、専売にしました。
自由に塩の売買をしちゃいけないよ、と法律で定めたんですね。

こなら確実に戦争の費用も準備できますし、国民が良い塩を選ぶこともできません。

 

 

塩の健康被害

そのごWHOなどで、塩の健康被害として摂りすぎを警告。1日当たりの塩分摂取量を5g以下(ナトリウム2g以下)にとどめるよう勧めている。

そして高血圧の原因という流れもあり、減塩の世の中にいたっているわけです。

 

でも考えてみてください。

長寿である日本の塩分摂取量は、当時で12g程度。
令和の現在でも10g前後でしょう。

むしろ日本より寿命が短い国の人は、日本を見習ってもっと塩を摂れ、でしょう。※あくまで本物の塩

 

 

食塩摂取量となっている食品

ちなみに、食塩摂取量となっている食品ランキング。

  • 1位・カップめん
  • 2位・インスタントラーメン
  • 3位・梅干し
  • ・・・

 

食塩摂取量となっている食品

 

もとの塩分が何かはわかりませんが、普通は化学塩でしょう。
良いものを使っているなら、「無添加」「合成着色料不使用!」のようにアピールするでしょうし。

えっと、健康うんぬんカップラーメンとかに警告だしたほうがよくね?
なんて思うんですが、まぁいいですけど。

 

まぁそんなこんなで世界的に叩かれしまったので、塩の専売のうまみもない。かつ、栄養学の知識があれば、不自然な化学塩はやっぱり放置できない。

なんて流れもあって、塩の販売は自由化(2002年(平成14年)4月)に至っています。

 

 

にがり

塩の販売は自由化の当時におきたのが、にがりブーム。
専売の食卓塩(化学塩)=ほぼ塩化ナトリウムのみ。

でも自然塩は、ほかのミネラルも含みます。
そりゃ健康によいとかじゃなくて、そういう大地の恵みをいただいて生きてきたんだからそりゃそうでしょう。

 

その中の特にマグネシウムの健康効果から、にがり(マグネシウム)が健康によいと、にがりブームになったんですね。

ブームといっても、ここまで読んでくださった方ならわかりますよね。
そもそも海水で作っていた塩なら、にがりって含まれるんじゃない?と。

 

そうです。栄養素のブームとちがって、にがりは本来の生活に戻っただけだったりします。

 

よく、塩分の摂りすぎには果物に含まれる「カリウム」が効果的。
体内の余分なナトリウムを排出してくれるから。

なんて言われたりするのですが、自然塩には「カリウム」はしっかり含まれますよって話で。

 

 

栄養士なんかが話すのは、ミネラルの多様性がない化学塩の話です。
そりゃお国の事業ですから、国に資格をもらっている専門家が話題にできるテーマではありません。

でも海水となれば、土地土地によって栄養バランスが違います。
そうなると栄養バランスといっても、「正解がない」ということですよね。

 

そういうものに、「正しさ」を定義してどうするんでしょう。
なんて思うのですが、まぁどうでもいいですね。

ただ、日本での塩の歴史はかなりざっくりいうとこれが前提です。

 

国が税金をかけるために、粗悪な食卓塩を専売にした

そのため、【塩分】といっても「自然塩」と「化学塩」がある。

【塩分】の話をするならどちらの「塩」の話なのか?をチェックしましょう。

 

 

まとめ

それぞれの考えはそれぞれの考え。
でも前提知識がないと、考えたところで出る結論はお粗末なものです。

 

これを意識するだけでも、自分で判断できるようになるでしょう。

 

塩なんて安いんだから、いい塩にしとけ。