液体ミルクが日本でも発売
それにともなって、厚労省が販促にじゃまになる面倒なことを削除したお!
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、母乳に「予防効果はない」と明記されること。母乳と粉ミルクを併用しても「肥満リスクは上がらない」となるそうです。
商売的に考えればわかりますが、液体ミルクの販売促進のためにルールを変更しましたお♪って話。
自然の摂理より商売
「母乳神話」なんてトンデモ言葉がありますが、ほ乳類にとって母乳が完全栄養食なのは当然だと思うのですが、私の頭がおかしいのでせうか・・・
これで厚労省がアレルギーでも減らしてきた実績があるなら、効果がありそうと思います。
でも今や前族にアトピー、食物アレルギーに花粉症。
数十年前にはほとんどなかったアレルギーが、今は当たり前。
アレルギーにもっとも対策ができてないわけですね。
それを信じる人っているのか・・・?
と思いますが、投資詐欺とか定期的にあるのでいるんでしょうね。
賢い自然の動物は、厚労省なんて相手にしないので母乳で育て続けるでしょう。
ちなみに液体ミルクがNGというわけじゃなく、母乳がでない母親ありきっておかしくない?ということね。
エサにされる、母乳が出ない母親
この話になると、定番なのは母乳がでない母親。
母乳がでない母親が苦しむ。自己嫌悪に陥る。
これはまったく気の毒な話です。
でもこれって乳業側のエサに使われてるだけなんですよね。
誰だってこんな母親は気の毒に思います。
同情するし、もしかしたら同じ状況の人もいるでしょう。
でもね、こういう選択肢を忘れているわけです。
母乳が自然にでる健康状態になれるとしたら、よくないですか?
ほ乳類が出産後、自然に母乳がでないは不自然なことです。
いやいや自然だと思うなら、別にそう思えばいいだけですけどね。
つまり、厚労省などは販促には力をいれるけど、母親の健康には興味もないわけです。
まずは母乳が自然にでる、そんな健康体を作ったほうがいいんじゃない?ということ。
ところが乳製品の販売を優先しているから、母乳は辞めて乳業の商品を買わせたいだけなんですね。
さいきんは消費者も賢くなって、牛乳の危険性は誰でもしっています。
そのため消費量も減少して、もうけが少なくなってるんですね。
昔から学校給食に、牛乳を出していますよね。
これもご存じのとおり、戦争のペナルティとしてアメリカの消費を増やすために和食を破棄してパン+牛乳に変えられたわけですから。
母乳がでない。
だから健康な本当の姿に戻るのか?
厚労省のお客さんになるのか?
そういう選択に迫られているということですね。
アレルギー対策
こちらはAERAさんの記事。
【「母乳にアレルギー予防効果はなし」 新「授乳・離乳の支援ガイド」で“母乳神話”はなくなるのか】
この中に母乳とアレルギーの関係が記述されています。
アレルギーについては、国立成育医療研究センターアレルギーセンターの成田雅美氏が「母乳栄養が直接的にアレルギーを減らすというエビデンスはない」と報告。
あ、なんだ。母乳の方がアレルギーにならないと思ってた。なんて人もいるはず。正解です。
世界母乳育児週間
「世界母乳育児週間」は、8月1日~7日。1990年にユニセフとWHO(世界保健機関)が定め、毎年世界170カ国以上で母乳育児の促進と乳児の栄養改善を目指して制定されています。
【世界母乳育児週間・公式サイト】
「母乳は、赤ちゃんにとって最初のワクチンであり、病気に対して赤ちゃんが持てる、最初で最良の予防策です」
「もしすべての赤ちゃんが、誕生直後から6カ月まで母乳のみで育てられれば、毎年80万人の命を守ることができると考えられています」
あれ、日本の厚労省と意見が真逆じゃん!
でもAERAさん、ちゃんと厚労省に効いています。ナイス!
「母乳が基本という指導方針に変わりはありませんが、母乳でも、育児用ミルクとの混合でも、安心して赤ちゃんを育ててもらうためのガイド。
たしかに母乳育児がストレスになっているなら、それをフォローするのは大切なことなので同意できますね。
絶対母乳じゃなきゃダメだ!ということはないですよと。ただもっと母乳の免疫などの研究をすすめるなど、フォローが必要でしょうけど。
ただこれは気になります。
この部分をこれまで以上に強く表現した。完全母乳でなければ子どもの健康に支障が出るわけではありません」
支障がでるわけではないエビデンスはなんなんでしょうか・・・
まぁ立場的に言わなきゃ給料もらえないでしょうから、まぁそういうことですね。
母乳の母親のメリット
厚労省としては乳製品が売れればいいだけなので、赤ちゃんのことしか触れていません。
でも母乳育児にすさまじい母親への効果があります。
【ありのままの自然「母乳」】
母乳育児は赤ちゃんだけじゃなく、母親の健康状態もよくします。
お母さんの健康にも一役買います。出産後まもなく定期的に授乳することで、産後の感染症リスクが減り、乳がんのリスクも低下します。また子宮も元の大きさに早く戻っていきます。
オキシトシン
また、「母乳には、お母さんをリラックスさせる力があります。」ありますが、特に影響がつよいのが、オキシトシン。別名“しあわせホルモン”と呼ばれるホルモンです。
昔は出産時に支給を収縮されるのに大量に分泌されるため、出産のためのホルモンだと思われていたんですね。でも最近の研究では日常生活の中でもとてつもない効果があることが確認されています。
・ストレスが軽減作用
・不安や恐怖心が減少作用
・他人や社会への信頼感覚のアップ
たとえばこれら。まぁ人間関係や人と仲良くなり、幸福を感じるということですね。
↑でもこれらちょっと硬めなオキシトシンの特徴をピックアップしてみました。
これって産後うつとかの症状に関係あると思いません?
私は思うんですね、育児が楽しくなかったりストレスの限界を超えてしまうような人って、オキシトシンが不足しているんだろうなと。
母乳育児なら、赤ちゃんによってお母さんの育児ストレスを減らし、幸福をもたらします。
そういう自然の摂理の中で生かされてるんですね、ほ乳類というのは。
もちろん個人の自由ですから、オキシトシンを味方につけるもつけないも個人の自由ですけどね。
ビジネス
このように母乳もミルクも同じというのはどう考えてもムリがある。
でもこれがビジネスの実際だったりするんですね。
ただ、現代は忙しいし、個々の事情もあるし、災害時もある。
だから100%母乳が絶対というわけじゃないのはそのとおり。
個々の事情、特に健康面ならそれこそが厚労省の仕事でしょう。
だからミルクにはデメリットもある。でもそのデメリットを打ち消す方法もある。
現状ではこうするといいですよ、足りない分は今後も研究を進めますよ。
それ以前に、母親が母乳を出せないほど問題を抱えている社会を変えていきますよ。
それが国の役割じゃなかろうか?
まとめ
液体ミルクの販促がはじまりました。売るためにはガイドラインを変更してまで厚労省はプッシュ。
世界と逆行する、日本の母乳離れ。
といっても日本の母親は賢く、母乳への回帰は増えています。
赤ちゃんによって母子ともに幸福になる権利がある。
栄養だけでなくホルモンにも強い影響がある。
問題はミルクか?母乳か?じゃなく、母親に起こっている問題。
今回の改定を国が言うんだから正しいという誤解を解く一つのきっかけにしたい。