特に冬場に増えるのが、湯冷め。
対処法はかんたんで、体をあたためないこと。
あたためた体を冷やすこと。
日本の風呂の「上がり湯」は、ぬるま湯であるのも湯冷めしない知恵ですね。
今回はせっかくなので冷水シャワーを浴びて、湯冷めのメカニズムと湯冷めしない方法をご紹介します。
25度の暖房が、暑く感じるくらいです。
湯冷めとは
湯冷めとは、お風呂上がりに、体温が下がってしまうことです。
入浴したのに、体が冷えてしまうことです。
本質的な原因は、たった1つ。
体が望まないのに、
湯冷めの原因は、体温が上がってしまったから。
体温が上がると危険なので、体は体温をさげようとします。
そして下がった体温は免疫力をさげ、自律神経を乱すだけです。
汗
代表的なのが、汗です。
よく勘違いは、汗の処理です。
汗をちゃんとふかないからなんて言われていたのですが、根本的にズレています。
汗というのは基本的、上がってしまった体温を下げるための生理活動です。
汗がでる=体温が高すぎる ということです。
そして汗は体温をさげるための行為ですから、体温が下がります。
体温がさがると免疫活動が低下するので、風邪もひきやすくなるのは当然ですね。
脳(脳内温度)
もちろん体温を下げるためには、汗だけではありません。
たとえば「脳」。
脳からすると体温が上がって危険なので、活動を低下させます。
風呂に入って疲れがとれる人はいるでしょうが、元気になる人はいないでしょう。
もし入浴で元気になるのなら、もっと利用する人がいるはず。
アスリートが試合前に、風呂に入るとはおもいませんか?
将棋の棋士だって、タイトル戦の途中に入浴しませんか?
入浴まではいかなくても、局部的な暖房器具くらいは使うでしょう。
夏の暑さを考えるとわかりやすいのですが、熱いと頭がぼーっとします。
暑くて頭が冴える!という人は少数ではないでしょうか。
また、脳内温度が高くなるので、頭痛が発生する人もいます。
血液をはじめとする体液が熱で膨張します。
膨張した脳内で、痛覚神経を刺激するわけですね。
とてもかんたんな理由です。
皮膚
鳥肌。関西的には、さぶいぼですか?
肌の毛穴が、ぽつぽつとなることありますよね。
この時、暑いでしょうか?寒いでしょうか?
かんたんですね、暑いか寒いかなら、寒いから。
自律神経によって起こる肌の症状なので、気持ち悪い、怖いときにも発生しますが、日常的には寒いときでしょう。
つまり、寒いときには毛穴を閉じます。
そのため鳥肌状態になるわけです。
そして入浴後は寒くないですよね、汗がでるなら確実に暑い。
そうなると鳥肌の逆バージョンが起こります。
体温を下げるために、汗を出すと共に毛穴を開くわけですね。
女性なら夏場の方が顔の毛穴が開くのも実感できるでしょう。
暑いと毛穴を開いて、体温を下げようとするわけです。
湯冷めしない方法
ここまでくるとかんたんですよね。
湯冷め=体温が高すぎる
体温が高い部分は、肌や脳。
熱い風呂に入らない
入浴での死亡事故は、今や交通事故より多い危険行為。
特に熱い風呂は自殺行為なのでやめましょう。
私は冬場は、38度風呂、40度シャワー、冷水シャワーのみ。
この組み合わせです。気分とか体調とかで変えています。
上がり湯、シャワー
おすすめはこれでしょうか。
お風呂のあとにぬるめの湯で体温をさげる。
ムリせず行けるなら、冷水に近づけましょう。
この時に、必ず「頭」。脳内温度が下がれば汗はでません。
そしてできるだけ、「肌」。肌温度が下がれば、毛穴が締まって体温を逃がさない肌になります。
そして男性の場合は、「睾丸」です。
睾丸を温めると、男性機能が低下します。
これはオスの性欲という意味よりも、男性の人間としての元気さにかかわります。
男性ホルモンのテストテロンの分泌に、関わることも証明されています。
まとめ
本質的にかんがえれば、なんてことないのが湯冷め。
ただし、不健康な人は体を温め続ける必要があるため悪循環に陥ります。
体を温めなきゃ健康を維持できない人は、循環に問題があるわけですね。
代謝が低く、自分で体温を維持できなかったり、血行不良で体温を循環できなかったり。