マイケル・デリガッティさんが98歳で亡くなる
98歳の長寿
ビッグマックの開発者であるマイケル・デリガッティさんが、2016/11/28火になくなられたそうです。 しかもなんと98歳の長寿!
ファーストフードで98歳って長生きじゃん! スーパーサイズミーとかでファーストフードは不健康なイメージがあるけど、そんなに悪くないんじゃない?
なんて思ってしまうようなら、とても騙されやすい危険な思考の持ち主なので気をつけましょうw
脳の勝手なイメージ
「ビッグマック」、「開発者」、「98歳」でイメージすると、あたかもビッグマックを開発するくらいの人だからたくさん食べていて、その人が長寿ならファーストフードも健康に害はないだろう。と勝手に結びつけてしまうのが脳のクセです。
ちなみに、知識レベルで「開発者が常食していることは少ない」などの情報があれば、安易に結論を出さずに「開発者は長寿だけど、常食していたのか?」という疑問がわくわけです。
農家でも出荷用には農薬をまくけど、自分で食べるものは別に作るようなものです。
ただマイケル・デリガッティさんの生涯の食事を確認する方法がないので、周辺情報を確認してみたのです。
世界的な背景
まず見つかったのが、2016年の記事【米国マックは従業員に対して「健康のためファストフードは食べないように!」とアドバイスしている!】と、いきなり確信に近い記事が見つかります。
ちなみにアメリカではすでにファストフードの危険性は誰でも知っていることなので、広告の規制すら始まっています。 発育に空く栄養があるので宣伝することすら禁止事項なんですね。
2007年7月18日付けNew York Timesによれば、米国のマクドナルドやペプシコなどの11の主要メーカーが12歳以下の子どもへのファストフードの広告中止を合意。
ほかにも、「妊娠前のファストフードによる糖尿病」、「世界保健機関(WHO)は」タバコよりも有害と認定」、「世界がん研究基金は、がん予防のためにファストフードの摂取に注意をよびかける」など、健康を維持できずに病気になるための食べ物、というのが客観的な評価なんですね。
マックリソース・ライン
ビッグマックの開発者はわかりませんが、少なくとも従業員に対してはファーストフードの摂取を控えるようには指導していますw
米国マクドナルドの従業員専用ウェブサイト『マックリソース・ライン』を見ると、何と従業員に対して「健康のためファストフードは食べないように!」とアドバイスしている
自社の従業員は資産を作り出す大切な労働力あり、貴重な仲間。その仲間の健康維持は企業としても大切でしょう。 そこでファーストフードなんかで不幸にならないために指導をしていたんですね。
ところがこのサイトはこのことが世間に知られてしまい非難を浴びたため、閉鎖されてしまいました。 そこで過去を記録してくれているページがありました。【マック・リソースが閉鎖した理由とは】
リンク先のサイトを見ると、確かに時代背景があるとは言え、微妙なアドバイスもありますが、食事に関する記述が見つかりました。
「ファストフードは速く、安く、手軽で家庭料理の代わりになっている。ファストフードは、忙しいライフスタイルの人にとっては便利で経済的ではあるが、カロリー、脂肪、飽和脂肪酸、糖質及び塩分が高い食品の典型で、肥満のリスクになる」
つまり「時短」、「節約」と「人生の質」を引き替えることになる。という感じでしょう。 もちろん、理解していての選択なら、なんの問題もありません。
個人的というか世界的(日本を除く)にも子どもには絶対に食べさせてはいけない、ということだけは理解できますが・・・
まとめ
当初のマイケル・デリガッティは、マクドナルドを食べていたから長寿なのk? というところの決定的な情報はみつかりませんでした。
金持ちになったら良いモノ食うだろ!と思うのも、勝手な想像にすぎません。
ただビジネス的にも成功して、長寿であった開発者を抱える世界的にも有名な会社のアドバイスは見つかりました。 この情報絵をどう生かすかは、あなたしだい・・・
マイケル・デリガッティさんのご冥福をお祈りいたします。
補足
マクドナルド
マクドナルドに不幸相次ぐ、44歳前CEOが死去。 http://www.narinari.com/Nd/2005013941.html
KFC・カーネルサンダース
「「KFCの鶏に成長促進剤」の報道、養鶏業者は「自分では食べない」―中国」
マイクロソフト・ビルゲイツ
ビル・ゲイツは娘のPC利用時間を制限しているhttps://linux.srad.jp/story/07/02/24/2315202/
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