HPVワクチンで子宮頸がんリスク大幅低下、初めて集団レベルで確認
Medical Tribune誌 2020年10月12日
へー。そうなんだ。なんて素人ながらに思っていると、しっかりと論文の中身をチェックしてくださってる記事が。
まぁワクチンで病気を予防できるってのがそもそもねぇ。
「接種が早期であるほどリスクが低下することが示された」としていますが、これは大きな間違い!です。
理由は因果関係ではなく相関関係だからということですか。
子宮頚がんワクチンを接種した集団としていない集団の間での、限定された条件下で、子宮頚がん発症率を比較しただけ
ふんふん
論文の結果をよく読むと、ワクチン接種していないグループの方が、教育レベルや収入レベルが低い傾向が読み取れます(この論文でも考察で言及している)。
つまり単純に接種グループが分けられているわけでなく、そもそもの集団に偏りがあるってことですね。
また、子宮頸がん発症ピークの年齢前までしかない。
この研究では30歳までの発症しか見ていませんが、世界的に見ても子宮頚がん発症のピーク年齢は、40~60歳です(Lancet Glob Health. 2020 Feb; 8(2): e191–e203)。
知りたいのはその先やーん。
HPVワクチンは、近年になって世界的に施行されているため、副作用のデータがかなり出揃っています(Immunol Res. 2018 Dec;66(6):744-754)。
こわ。