人生100年の習慣
センテナリアン(百寿者)は、死ぬ直前まで元気な理由はなんなのか?
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そんな、長寿といえども高齢化で介護が当たり前の日本には、とても興味深い内容です。
単純に脂肪までの時間がながいという長寿ではなく、自分で活動できる人の特徴ですね。
そんな調査でわかってきたのが、元気に長生きする人の特徴、習慣が明らかになってきました。
もちろん遺伝的なこともありますが、やはり影響が大きかったのは習慣だったのです。
慢性炎症
こたえから言うと、慢性炎症’(まんせいえんしょう)が少ないほど健康長寿。
慶應義塾大学の大規模調査で明らかになりました。
炎症が起きるのは、免疫が働いているような時です。
インフルエンザにかかって免疫が働く。
ケガをして傷口にかさぶたができている。
というのは、【急性炎症】になります。
そうではなく慢性炎症は、体内で行われるほんの少しの炎症です。
ちょっとした毒素への反応などですね。
でもがんとか認知症とかほかの病気とかの方が怖いのでは?
と思うのですが、それらの原因に強く関係しているのが、慢性炎症なのです。
炎症の権威、クラウディオ・フランチェスキー名誉教授。
炎症と老化を組み合わせ「インフラメイジング」という言葉も作られています。
炎症によって細胞の老化がすすみ、スピードの速い老化現象が病気の原因になっているのです。
老人病の原因
ではそもそも小さい炎症が起きる理由は?
体内のゴミです。
たとえば古くなった細胞です。
役割を終えた細胞は、新しい細胞と入れ替わります。
でも体外へ排出できないままでいると、「炎症性サイトカイン」という物質を分泌します。
このたんぱく質は、拾遺の細胞も老化させることがわかっています。
そこで細胞が死を迎えても、免疫機能が落ちていると、死亡した細胞というゴミを捨てられず体内に残ってしまうのです。
この影響で、加齢生疾患(認知症、糖尿病、がん、動脈硬化、パーキンソン病)に大きく影響していることが明らかになっているのです。
つまり個々の病気の原因の、その原因になっているのが慢性炎症だということですね。
慢性炎症を予防する方法
慢性炎症を予防する方法は、ざっくりと大きく3つ。
- 食事
- 運動
- 心のもちかた
これらの質が高ければ高井ほど、健康長寿への条件がそろいます。
書籍の中では100歳を超えても、仕事を続けている肩も登場しています。
日野原重明先生なども登場されていました。
逆にたったこれだけのことでも、日々の積み重ねによって将来が決まってしまうんですね。