手指の消毒に次亜塩素酸ナトリウムは使えない

新型コロナウイルスが世界中に感染拡大し、多くの人がこれまでとは違った生活を送らざるえなくなりました。
とにかく感染しないことが一番ですが、そのためにはズバリ何かことを行ったらいいのか、ウイルスは目に見えるものではないだけに避けることが難しくなります。
そのためにステイホームということで人と人が接触するのを減らすことで感染しないようにするということですが、実際に手抜きなしで外に出なければならない場面は、あります。

 

一歩外にでればどこにウイルスがあるのかは判断できませんよね。そこで消毒が必要になってくるのですが、肝心のアルコール消毒液は品薄状態、これまでいつでも購入することができていたアルコール配合のウィットティッシュなども店頭から姿を消しましたよね。
そこで注目されるようになったのが次亜塩素酸ナトリウムによる消毒です。次亜塩素酸ナトリウムはもともと家庭用の漂白剤の主成分となっているものです。なので、それを利用することで手軽に消毒液を作ることが可能なのです。

 

また次亜塩素酸ナトリウムが新型コロナウイルスの消毒に注目されているのは、コロナウイルスに対して効果あると確認されたということからです。
とはいっても新型コロナウイルスは新型のウイルスです。なので、これからいろいろな研究などが行われ徐々にどういたったものが良いのかなどもわかってくる。
とりあえず現在のところは次亜塩素酸ナトリウムが効果があるということですね。

 

ここでわからなくなってしまうのが次亜塩素酸水です。次亜塩素酸ナトリウムと似た名前であることから勘違いする人も多いので注意が必要なのですが、次亜塩素酸水も新型コロナウイルスに効果があるのか、そのあたりも心配になってしまうのです。
実は次亜塩素酸水に関しての効果はまだ、はっきりわかっていません。正式に効果があるのかもわかりません。
いずれ効果があることが発表されるのかもしれない。少なくとも2020年4月の段階ではわかっていません。

 

ただ、次亜塩素酸水がノロウイルスに効果があるということは実験結果などがあったりしますから新型コロナウイルスにも効果がある可能性は考えられますね。
いずれにしてもアルコール消毒液が不足している状態の中で、手指などの消毒に使うことができるのは次亜塩素酸水になってきてしまうということなことと思います。

 

少なくとも人体に対しては安全性の確認されている次亜塩素酸水を使用し、床やドアノブなどの人体以外の物の場合には次亜塩素酸ナトリウム消毒液を利用してしっかり除菌しておくことが感染拡大を防止するためには必要なことなことと思います。