セシウムボールとは
NHKのクローズアップ現代でも特集された、未知の放射性物質セシウムボール。
このセシウムボールとは、放射性セシウムがガラスと混ざりボール状になったものです。
このセシウムボールがニュースになるのは、過去の原発事故では存在しなかった新たなタイプの放射性物質だからです。
それだけ福島原発の爆発から7年が過ぎて、想像以上に放射能の被害が広まっていることもわかってきました。
その1つがこのセシウムボールです。
なぜ危険?
セシウムボールが危険な理由は、内部被曝の被害が増えるからです。
セシウムボールの特徴としては、放射性セシウムのまわりにガラスが付着してボール状になっています。
放射性セシウムがガラスに包まれているために水に溶けません。
そのため体内に入った場合は体内から排出されにくく、長期に内部被曝を受け続けることになるからです。
この水に溶けない性質をもつタイプを「不溶性放射性粒子」と呼びます。
健康被害の対策は?
現状ではなにもありません。
福島県の自治体でも、公式に「対策は行っていない」と発表されています。
でもしかたありません。
このセシウムボール(不溶性放射性粒子)の研究が始まったのは2017年から。
ほんと、つい先日からです。
対策どころか調査がはじまったばかり、ということですね。
ただわかっているのは、内部被曝をした場合には局所的に集中するということはわかっています。
ある臓器への集中により、突然死などは増えるかもしれませんね。
「健康に影響はない」といっても、それは「わからない」だけ。
でも対策もない・・・
ごくごく当たり前に、放射能をさけること。
セシウムボールだろうが、原理原則は同じですね。
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