結局スウェーデンの新型コロナウイルス対策って、成功したの失敗したの? それは・・・
成功です!
理由は、国民が納得しているから。
スウェーデンと言えば、ロックダウンも行わず集団免疫の選択をした国の1つ。
そして、フィンランドなどヨーロッパ近隣諸国の中では、死亡者は多い。
だったら失敗では?
と思うところですが、ここで「成功or失敗」を誰が判断するのか?
という本質的な問題に行き当たるんですね。
イギリスなんかは「集団免疫」の失敗例として語られますが、成功例がスウェーデンなわけです。
— AIに負ける人 (@ainimakeruhito) May 7, 2020
スウェーデンは100万人当たりの死者数は256人。
日本より遙かに多いですが、ロックダウンを行った多くの国より低いのです。スペイン525人、イタリア463人、イギリス394人、フランス373人。
そのため、世界保健機関(WHO)から称賛されました。
ただ北欧の中でスウェーデンの死者はでは、2400人程度。(人口約900万人)。
厳格な外出規制の隣国、フィンランドは400人程度(人口約550万人)。
デンマークは500人程度(人口約500万人)。
と、スウェーデンの死亡率は高いのです。
なのになぜコロナ対策は成功!なのか?
これは最初のとおり、国民の同意を得られているから。
全員ではないにせよ、民意、国策としてこのような選択をしているからですね。
北欧は延命治療を行いません。寝たきり老人がいない!と言われるのもこれが理由ですね。
日本の胃ろうや、意識がなくてもスパゲティ知慮を行うようなことはしません。
そのためコロナだろうがパニックになることなく、無意味な延命措置のような治療は行わないのです。
高齢で持病があって重症化したら、無理に心臓だけ動かすような選択をせず、人間の尊厳を大切にするんですね。
その結果、ロックダウンを行わないという選択に至っているわけです。
確かに隣国より倍くらいの死亡率ですね。
でもその死亡者は、高齢者で持病があって重症化した人が多くを占めるということです。
コロナでなくても人生の終わりに近い人、という感じでしょうか。
でも命が最優先では・・・
というのも価値観です。
ただスウェーデンが近隣諸国よりもアドバンテージがあるのが、経済を止めていないこと。
つまり集団免疫を獲得しつつ、かなりビジネスも普通に近く行われているんですね。
確かにフィンランドなどとは、1500人近く死者が違います。
でも集団免疫を獲得してしまえば、もう新型コロナウイルスも怖くありません。
経済活動も停止していないので、早期に回復できるでしょう。
逆にロックダウンをしてしまえば、感染はほぼなくなります。
でも市民に抗体があるわけではないので、第2波、第3波のリスクは残ります。
営業していなかったお店や会社は、もう倒産して回復できないかもしれません。
そう考えると、スウェーデンの選択はかなり異質ながら、最も賢い選択だったのかもしれませんね。
まだ終わってないですが、私はスウェーデンは勝者になるだろうと思っています。
もっとも日本も一気にテレワークを推進、満員電車も解消。使えない労働者を明らかにし、生産性アップ!働き方改革は成功なのかもしれませんね。