飛沫感染、空気感染、エアロゾル感染の違いとは?

新型コロナウイルスが流行してから、しょっちゅう耳にするようになった飛沫感染、空気感染、そして最近はそれにエアロゾル感染が加わりました。
新型コロナウイルスは飛沫感染と接触感染により感染すると言われています。最近ではエアロゾル感染もありうるという事が言われるようになっています。

 

 

では、この飛沫感染、接触感染、空気感染、エアロゾル感染って、厳密にその違いって一体何なのかものでしょうか。

 

 

●飛沫感染と接触感染・・これは新型コロナウイルスもそうです。インフルエンザ、風邪等もこの感染になります。
飛沫感染というのは、感染者がくしゃみや咳をすることにより、唾液等の飛沫が飛んで、人にそれが付着することにより感染します。
2m以上は飛ばないということになっており、もし咳などをしている人がいた場合、2m以上離れていれば感染しないことになります。

 

 

接触感染というのは、感染者の唾液等がドアや手すりに付いていて、それを触った人が、その手を洗わないまま物を食べたり、口元を拭いたり、目をこすったりした場合に感染するものです。
ただドアや手すりに付いたウイルスが、いつまでもそこで生きているわけではないです。
数日のうちに感染力が弱まるか無力になります。
とはいえ、色々な人が触る筈のものに触れた時はすぐに消毒したりした方が良い。

 

 

●空気感染・・これは咳等で飛沫した唾液の水分が蒸発した後に、ウイルスだけがそのまま空気中を漂い、その空気を吸った人が感染するものです。
です。マスクをしていても防ぎようのない感染ですので、空気ですから遠くまで漂って行くので、遠くに離れているからと言って、安心無理です。法律改正などくらいあれば変わるでしょうが。
ですがこの空気感染による病気は、結核、麻疹(はしか)、水ぼうそうの3つしかないと言われています。

 

 

●エアロゾル感染・・このエアロゾルというのは、気体中に霧のように浮遊する粒子のことです。
飛沫よりは軽く、空気よりは重いというものなので、空気感染と同じようなものだと思う人もいるかもしれない。少し違います。
空気感染のように広い範囲に長期間漂うというより、ある程度の狭い範囲で短期間、浮遊するものです。
ですから狭い病室で治療に当たったりする医療従事者等がエアロゾル感染しやすいと言えるかもしれません。