ダイヤモンドプリンセス号

新型コロナの発生を受けて、横浜港に停船していたダイヤモンドプリンセス号は、横浜港を出発して清水港へ寄港する予定が中止されました。
これはダイヤモンドプリンセス号に乗っていた香港へ帰国した男性から新型コロナウイルスへの感染が確認されたためです。
乗客、乗組員あわせて3,700人近くの人全員に検疫が行われることになりました。

 

ダイヤモンドプリンセス号は、清水港へ2015年に初めて立ち寄りました。
そして今回は16回目となる寄港のはずでした。
清水港では毎回地元の高校生が太鼓演奏をしたり、花火を打ち上げたり、歓迎ムードで迎えていました。
乗船客は静岡市内の観光地めぐりにも参加する予定だったそうですよ。
今年は静岡市として新たな計画もあり、商店街などを自由散策のコースとして盛り込み地元消費を活性化させようという狙いもあったそうです。
しかしダイヤモンドプリンセス号の寄港が中止になったことで。イベントがすべて中止となりました。

 

ダイヤモンドプリンセス号は、日本で造られた最大の大型客船です。
客船内には多彩な施設がありました。
レストラン、一流のダンスショー、コンサートなどが行われるホール、プールサイドにある屋外シアター、スパ、カジノ、バーラウンジなどがあるのです。
メインダイニングも5ヶ所あり落ち着いた雰囲気で食事を楽しむことができるのです。
ダイヤモンドプリンセス号では、「大阪・鳥羽・韓国」とか「横浜・沖縄・台湾」とか「九州周遊・韓国」、「東北周遊・四日市・韓国」などさまざまなクルーズプランを提供しています。
今回、新型コロナの感染が確認されて長期間横浜港に停泊を続けているダイヤモンドプリンセス号の航海ルートは次の通りです。
2020年1月20日17時に横浜港を出港して、22日7時に鹿児島入港、22日21時に出港して、25日7時に香港入港、25日23時59分出港。
27日7時にベトナムのチャンメイ入港、28日16時にベトナムのカイランから出港、31日7時に台湾の基隆入港、17時出港。
2月1日12時に那覇へ入港して23時出港、そして2月4日に横浜にやってきました。

 

このように港へ寄港しています。
今回最初に新型コロナに感染した香港人は、鹿児島で寄港したときバスツアーに参加していました。
ツアーは、城山公園を始めとして鹿児島市内のスポットをいくつか巡りました。
このバスには42人が乗っていたそうです。